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退行催眠と心理療法 Ⅰtaikou1.png

 退行催眠とは・・・
 催眠状態に導いて、過去の記憶を引き出す
テクニックを、退行催眠と呼びます。
 現在悩んでいる問題や心の病や精神的苦痛の原因である、抑圧された過去の記憶(トラウマ)を催眠状態で甦らせることで、心を苦しめている原因を特定していくのです。
 よくテレビなどで、「さあ、手を叩くと、今のあなたを苦しめている原因となった頃の出来事が頭の中に浮かんできますよ」とかいって暗示を与えると、その直後に、過去を思い出して苦しみだす場面が放映されています。
 実際はこんなに簡単に原因となっている過去の場面が的確に甦るものではありません。しかし、テレビ制作者は、放送時間に制限があるので、なかなか引き出せずに苦戦している部分はカットしてしまいます。


 TV視聴者の誤解
 テレビ放送が誤解を生むのは、こうした編集にあるともいえます。なにせ限られた放送時間の中で、しっかりと内容を伝えなければならないので仕方ありません。
 もう1つは、頭の中で思い出している内容を再現映像として視聴者に見せるために、催眠状態の人は、あんなにもはっきりと過去の場面を思い出しているのかと勘違いして受け取ってしまうことです。
 催眠状態で頭に浮かぶイメージの見え方は個人差が非常に大きいので、ほとんどを頭の中で思い出しているだけで、映像として見えない人も多くいます。
 こうしたイメージの映像化が出来ない人は、自分は催眠に入っていないと感じる場合があります。
 
 催眠暗示だけで甦らない記憶
 また、催眠状態に導いて、「原因が思い出せる」などと暗示をかけるだけで、心の病を作っている原因となった過去の記憶やトラウマとなっている過去の出来事が思い出せることはまれです。
 なぜなら、心の深層に抑圧されているトラウマとなっている出来事の記憶は、今の心の状態との関連性が明確な単純なものとは限りません。そのような場合、正しい因果関係を見出せるような誘導の舵取りが必要になってくるのです。


 心の病と気質
 現在悩んでいる問題や、苦しい症状をつくり出している心の病の原因は、場合によっては、本人にとって想像もできないことが多いのです。それは、奇抜な体験であるからではなく、むしろ誰にもありがちな平凡な体験だからなのです。それゆえに同じ環境で育ったとしても、その環境によって誰もが心に傷を負うのではありません。
 この種類のトラウマの原因を思い出させるには手助けが必要になります。
 そうした平凡な体験によって、なぜ一部の人のみが心に傷(トラウマ)を受けるのでしょうか?
 その答えが、生まれ持った“気質”なのです。

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