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スキンシップ:肌の接触と愛情・・・・・・書籍「心の病は治せる」からの抜粋。

スキンシップの必要性


人間は本能的にスキンシップを必要としている    LinkIcon書籍「心の病は治せる」書評


女性は皮膚の感覚が男性よりも鋭敏であるといわれています。
それゆえに、愛する男性からのスキンシップを求める傾向が強いのです。
そういったスキンシップの量が少ないと精神的健康度が低くなってしまいます。
いわゆる悩みやすくなっていくのです。
それに対して男性は、皮膚感覚よりも視覚が優位で、写真や映像のような、実態のないヴァーチャルな刺激でも目的を達することができる人が多いようです。
幼児期に限ることではなく、大人になっても満たされたスキンシップによって、相手をいとおしく思う気持ち、思いやりや慈しみの感情が湧いてくるものです。
そういう意味でも、女性はさりげないスキンシップを常に望む傾向があります。
そのことで愛する男性からの優しさや愛情を確認しているのです。
人は、不安や緊張が高まったり、困惑したりすると、自分の体に触ることが多いものです。
つまり、セルフタッチが多い人というのは、緊張したりストレスを抱えていたり、欲求不満で心が不安定になりやすい人だと一般的に判断されます。
誰でも不安やストレスを感じた時、人からギュッと抱きしめられたり、背中を優しくなでてもらったりしたとき、安心感がでて落ち着きを取り戻したという経験があると思います。
逆に考えると、不安やストレスを感じている人に触れてあげるだけで、その人を癒すことができるともいえます。
たとえば、病院で看護師が患者に触れると、患者の不安を低下させることができるでしょう。
手術を前にした患者に、看護師が手を触れていることで、不安や心細さが和らぎ、心拍や血圧を下げてリラックスすることができるものです。
スキンシップというものは、何歳になっても心と体の両面の痛みや不安や緊張や苦痛などを癒すために大変有効なのです。
さらに、それだけではありません。
愛するパートナーとのスキンシップにおいて、ある程度持続された性的な刺激や心地よさは脳内にドーパミンやエンドロフィンやオキシトシンやセロトニンなどの脳内ホルモンを放出させます。
ドーパミンは中脳から神経軸索を前頭葉など脳のいろんな部位に分布しているA-10神経(快感を感じとる神経)を興奮させ、さらに快感を起こす場とされる、側坐核とか中隔核でドーパミンを放出させます。
また、刺激をもっと高いレベルで持続させると、A-10神経の活性による快感を抑制させる働きを抑えるためにエンドロフィンも分泌されます。エンドルフィンを出す細胞は、脳幹の中脳水道周囲核などにあり、ここから脳のいろいろな部位に神経軸索を伸ばして、快感を引き起こしています。それによってますますドーパミンの働きである快感は高まるのです。
また、快感だけではなくこのドーパミンはリンパ球と結びつくことで、体の免疫力を高め、細胞の再生をうながすので自然治癒力が増すのです。
健康上も必要な物質なのです。オキシトシンも重要なホルモンです。orchid.png
このホルモン濃度が脳内で高まることで、今自分を心地よくさせてくれている相手との心の絆や信頼感が強まり、相手に対する深い愛着や多幸感が生まれてきます。
心地よい感覚に身を浸すことで、脳内には様々な脳内神経伝達物質(ホルモン)が分泌されます。
これらの脳内ホルモンが定期的に十分に分泌されるならば、ストレスに対する耐性が付き、脳内の神経細胞のダメージも回復し、心の病を癒すこともできるといえます。
人は愛する人と抱き合い、優しく肌が触れ合い互いの温もりを感じることが常にできれば、それ以上の心の癒しはないでしょう。その時、お互いの心は一つになり互いを支え助け合い理解し合える深い“愛”が生まれることでしょう。(以下 略)