催眠療法・心の病のホームページ

kokoro-hp.com

ストレス

長期にわたる精神的ストレスは、
確実に脳と身体を壊していきます。
その脳に与える影響は、あなたの日常の思考に反映し、
さらに苦しみを生みだします。
悩まないでいいことを悩み続けるようになったり、
何かにこだわって切り離せなくなったり、
気分が落ち込んで前向きな考えを持てなくなったりします。
そして同時に、身体的症状も起こっています。

書籍「心の病は治せる」からの内容紹介
LinkIcon書籍「心の病は治せる」書評



ストレスが脳に与える影響 脳・身体メカニズム

持続されたストレスが長期化すると脳内でどのような変化が起きているのかを簡単に説明します。長期のストレスは、内分泌系と自律神経系と免疫系の3分野に大きな影響を与えることをすでに説明しているとおりです。
 人はストレスを受けると、まず視床下部からCRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)が放出され、それが下垂体に運ばれ、ATCH(副腎皮質刺激ホルモン)が血中に流れ副腎皮質からストレスホルモンと呼ばれているグルココルチコイド(コルチゾールが代表)が分泌されます。(内分泌系におけるストレス反応)
 さらにストレスが強い場合は視床下部から、中脳の自律神経の中枢に刺激が伝えられ交感神経の興奮が起こります。交感神経の興奮により副腎髄質に刺激がいき、そこからはアドレナリンが放出されます。その結果、脳内の扁桃体が活性化しノルアドレナリンが分泌されます。(自律神経系におけるストレス反応)
 トラウマにより形成された情動(感情)が興奮しているときは、情動に深く関係している大脳辺縁系の扁桃体を中心とした場所にCRF(副腎皮質刺激ホルモン放出因子)が大量に作られて、感情が治まりにくくなります。この場所にCRFが大量に分泌されると理性の場である前頭前野に血流が流れなくなり、ますます感情が混乱してきます。
 情動の働きをコントロールしているのは理性の働きをつかさどる前頭前野で、ここに脳細胞を働かせる血流が流れないということは、理性による感情のコントロールが不能になっているといえるのです。さらに、CRFによりCRH、ACTHがストレスホルモン(コルチゾール)を脳内に大量に流し込んだとすれば、そしてそれが緩やかであっても長期に継続された場合、脳細胞に大きなダメージを与えてしまうのです。
 脳内の視床下部では、下垂体から放出されるACTHを常にモニターしストレスホルモン(コルチゾール)の放出量をコントロールしています。しかし、大量のコルチゾールが長期に出続けると、視床下部内のコルチゾール受容体が壊されていき正しくモニターできなくなっていきます。そうなるとさらに大量のコルチゾールに脳内がさらされることになり、記憶に重要な海馬の細胞が破壊され始め海馬は萎縮していき、脳内全体のセロトニン受容体までもダメージを受けてしまうのです。脳内でのセロトニン量が減少してくると、人はやる気が急激に薄れて否定的な感情に襲われ、抑うつの精神状態に陥っていきます。このうつ状態が、心の病をもっと深刻なものへと変えていきます。快晴また、ストレスにより、眠れなくなったりすることでさらに脳にダメージが進行し情動系の脳の部位が興奮しやすくなります。ここが激しい興奮をすると理性の場である前頭前野への血流が減少し自分の中で起こっている感情の混乱や不安が適切なものであるかどうかの理性的な判断ができなくなり、混乱した感情や異常な不安に抑制がかからなくなってしまうのです。 ( 以下 略 )

関連リンク